定例会一般質問(令和2年9月30日)
Q
水防災情報の充実について伺います。
早目の避難やその行動の判断につなげるための河川監視カメラによる最新の状況を着実に都民へ提供することは必要です。昨年の台風十九号では、水防災総合情報システムの河川監視カメラ映像を多くの都民が見ており、確実な情報提供が改めて重要であることが広く認知されました。
今後、都として、河川監視カメラをふやしていくことはもちろん、いざというときに都民が必要とする水防災に関する情報をしっかり伝えられるよう、システム環境もあわせて整備拡充していくことが重要です。
そこで、水防災情報の充実について伺います。
A
水害から都民の命を守るためには、迅速な避難行動につながる情報をわかりやすく確実に提供することが重要でございます。
都は、河川の水位などを都民へ提供する水防災総合情報システムについて継続的に改善しております。
例えば、昨年、スマートフォンでの操作性の向上を図るとともに、台風第十九号以降は、当時のアクセス数の二倍以上に耐えられるよう、通信回線やサーバーを増強し、必要な情報を確実に入手できるようにいたしました。
また、河川監視カメラは、これまでの三十二カ所に加え、過去の被害状況や区市町村からの要望などを踏まえまして、令和三年度までに白子川など約四十カ所で新たに設置し、公開いたします。
今後とも、適切な避難判断の一助となる水防災情報のさらなる充実に取り組んでまいります。
「東京都豪雨対策基本方針」より抜粋