Q1
・都内には、未だ多くの踏切が残されている。
・私の地元練馬区では、西武池袋線の連続立体交差化が進んでいるのに対し、西武新宿線では連続立体交差化が進んでおらず、13箇所の踏切が残されている。
・踏切の存在は、交通渋滞や事故の原因になるなど、都民生活や経済活動に大きな影響を与えているほか、地震などの災害時には、救急活動の妨げになるおそれもある。
・こうした踏切による課題を抜本的に解決するためには、連続立体交差事業による鉄道の立体化が重要である。
・そこで、鉄道立体化の構造形式には、高架方式と地下方式があるが、都がこれまで実施してきた連続立体交差事業について、高架方式と地下方式の実績について伺う。
Q2
・これまでの実績では、高架方式が圧倒的に多いことがわかった。
・鉄道立体化の構造形式については、それぞれの地域の状況などを踏まえて適正に選定されているものと考える。
・そこで、鉄道立体化の構造形式は、どのように決定するのか、確認も含めて伺う。
Q3
・地形的条件、計画的条件、事業的条件の3つの条件から総合的に判断して構造形式を選定していることが確認できた。
・これまでの連続立体交差事業の実績では、その多くが高架方式であるが、地下方式もわずかながら実施されている。
・例えば、同じ西武新宿線の中野区内の中井駅から野方駅間の連続立体交差事業は、地下方式により事業が進められているが、鉄道立体化の構造形式を地下方式とした理由について伺う。
Q4
・中井駅から野方駅間については、地形上の制約から3つの条件がほぼ同等となり、都市計画として新たに定める面積の小さい地下方式を選定したことがわかった。
・そこで次に、今回の井荻駅から西武柳沢駅間の鉄道立体化の構造形式の選定理由について伺う。
Q5
・高架方式の方が、計画的条件や事業的条件で地下方式より有利であると判断したことが確認できた。
・一方、本区間における連続立体交差化の特徴として、上石神井駅付近に車庫があり、本線と合わせて車庫を立体化する計画となっていることがある。
・その際、立体化する車庫の範囲が現在の鉄道用地に収まらなくなり、新たに用地取得が必要になるとのことである。
・これに対し、地域の方からは、なぜ車庫のために新たな用地取得が必要なのかという声も上がっている。
・そこで、上石神井駅付近の車庫の立体化の考え方について伺う。
Q6
・本区間の連続立体交差化にあたり、車庫のための新たな用地取得はやむを得ないものであることが確認できた。
・ただし、用地をお譲りいただく方々へは、丁寧な説明を尽くし、理解と協力を得るよう努めてほしい。
・そこで、地域の方々へ今後どのように説明していくのか伺う。
Q7
・今回の連続立体交差化が様々な条件や基準のもとに合理的に検討され、抜本的かつ早期の踏切の解消のために必要であることは、これまでの答弁から確認できた。
・また、着実に事業を進めるためには、是非とも、引き続き、地域の方々に対してきめ細やかな対応をお願いする。
・私の地元、練馬区の上石神井駅周辺では、今回の連続立体交差化による踏切問題の解消により、長年の悲願である駅周辺の基盤整備が大きく前進し、まちづくりも大きく進展すると、地域の方々は大きな期待を寄せている。
・そこで、連続立体交差化の今後のスケジュールについて伺う。
・繰り返しになるが、本事業に対する地域の方々の期待は非常に大きいものがある。
・これからも、地域の方々への丁寧な説明に努めつつ、1日も早い踏切解消に向け、全力で取り組んでもらいたい。